窓の冷気・結露でカビが生える!原因と今すぐできる対策とリフォーム案

目次

窓の結露が発生する理由

先進国の中で日本は窓における断熱性能基準の「義務基準」がない!

日本に来る外国人はよく言います。
でも実は、パリもベルリンもロンドンも、北海道より北にあるのです。
暖かいはずの日本、なのに家は寒い。
そして一方で、夏の家は暑すぎる。なぜでしょう?
その理由は「家の燃費」と「ヤセ我慢」にあったのです。

まずは下記のイラストをご覧ください。

ドイツ、イギリス、中国、フランスでは窓の断熱性能基準が設けられているのですが、日本には義務基準がありません。
窓から逃がしてしまう室内の熱の割合は、全体のうち40%もあるというデータは頷けますよね。

窓の結露が発生すると何が起きるのか

カーテンが濡れて、黒カビが生える

常に窓に一番近いカーテンは、人が通った時の風や窓・カーテンの開け閉めなどで窓にへばりついてしまう事があります。
白いレースカーテンの裾を見てみると黒いポツポツしたものがある場合、結露によりカーテンに黒カビは生えています。
そのカーテンが風でなびいて部屋中にカビをばら撒いているとしたら…。
お子様やお年寄り、ペットがいるご家庭ならなおさら、考えただけでぞっとしますね。

フローリングなどの建材が腐敗し、家の寿命が短くなる


窓に発生した結露はやがて重力で下に落ち、サッシ部分にどんどんたまります。
外気温と室温の差が激しければ激しい程結露が発生しますので、時にサッシ付近のフローリングにまで被害が及ぶこともあります。
家中の窓サッシ近くのフローリングを見て、以下のようなことはありませんか?

湿度を好むダニが発生し、家族がアトピーになる可能性がある


ダニは温度が20℃~30℃、湿度が60%以上で発生しやすいと言われています。一般的に夏に発生しやすいイメージを持たれがちですが、冬の寒い日に暖房をつけ、結露が発生している環境でも十分にダニが発生する可能性が高いと言われています。
ダニは死亡しないと布団や畳にしっかりとしがみついてしまい、掃除機をかけても除去することができません。

窓だけじゃない!家の中のこんなところも結露により影響を受けている!

【収納スペース】押入れがひんやりしていたら、衣類や布団がダニやカビが生える原因になる


冬に暖房器具で温めた室温と比較して、押入れはどうしてもひんやりしがちです。温度差が生まれる理由としては外壁に面している事もあります。
夏の場合は、エアコンで部屋は冷えているけれど押入れは生ぬるいという事があります。

まどだけではなく木材も結露しますので、押入れに入れていた書類や棚、布類などにカビが発生する事があります。

【玄関回り】スチール製のドアが湿っていると、換気や拭き取りをしないと壁紙や靴もカビが生える原因になる


ご自宅のドアがスチール製のドアでしたら、手で触れてみてください。ドアも結露していませんか?
玄関はチェーンロックも外せてしまったり訪問者が必ず立ち寄るところですので、換気のためにドアを少し開ける事もしにくいです。
そのため結露ができて湿度が高くなると壁紙や靴が吸収し、カビが発生しやすくなります。

最近では鍵をかけたまま換気ができる玄関ドアもありますので、防犯を気にしつつ換気したい方はドアのリフォームをご検討されることもお勧めいたします。

どうしたら窓の結露が発生しないようにできるのか

窓の対策として、①リフォームせずに今の窓にアイテムを使用する対症療法か、リフォームをして熱を逃がさない家に変え根本改善するかの2通りがあります。

①リフォームしないでアイテムで窓の結露対策をするアイデア5つ

朝一番に窓を開けて十分に換気する


窓の結露は室内の温度と外気温の差で発生します。
空気の循環も兼ねて、朝起きたら窓を開けて換気を行いましょう。
6-8畳ほどの広さの部屋でしたら、窓と入り口のドアを開けて5分もすれば全ての空気の換気ができると言われています。
1日1回以上換気するように心がけましょう。

窓の結露を雑巾や結露取りワイパーで拭き取る


発生してしまった結露をそのままにしておけば乾くと思いますが、冬は外気温が低く換気の機会が他の季節と比べて減ります。
すると家の中の埃が混じり、掃除がしにくくなったりカビの発生源となります。

まずは物理的に結露が発生したら雑巾や結露取りワイパーで結露を除去しましょう。
結露除去ワイパーは100円ショップでも購入することができます。

結露防止・吸収シートを貼る


値段が安いものですと、100円ショップにも結露を吸収してくれるシートは売っています。
貼る時は水分や埃を除去した後に貼らないと、すぐに剥がれてしまいます。
窓全体に貼る結露防止シートも埃をきちんと取ってから貼りましょう。剥がれや気泡の原因になります。

窓の冷気と結露対策のために、出窓にダンボールをぴったりに切り取ってセットする


結露ができる前の日の夜の特徴として、
「部屋はあったかいけれど窓際がヒンヤリする…」
「空気が膝から下が冷たい」
このようなことはありませんか?

昼間は外気温もある程度高いこと、明るいので景観を損ねないように夜だけ行うのがポイントです。

吸水力抜群の新聞紙をサッシにセットする


夕刊くらいの厚さの新聞紙をさらに三つ折りにし、冊子部分と窓に立てかけます。

結露ができて滴ってきた水滴を新聞紙が吸水してくれます。
※ただし新聞紙が届かない部分の結露はそのままになっていますので、どちらにせよ拭き取る事が必要となります。

②リフォームをして結露が発生しない家にする

熱が伝わりにくいプラスチック素材を取り入れた断熱窓に交換する


窓の断熱はガラスとサッシで構成されています。
まずサッシに触れてみてください。どうでしょう、ひんやりしていませんか?アルミは熱を逃がしやすいので、サッシにはあまり向いていません。
実際に欧米では熱を逃がしてしまうため、24州でアルミサッシが禁止されています。

アルミ素材のサッシを使用している場合、プラスチック素材を取り入れた断熱窓に交換すると結露がしにくい家になります。

二重窓にして外気温と室温の間に空間を作る


冊子だけでなく、1つの窓に二重のガラスがあるタイプもおすすめです。
ガラスの間に空間があり、部屋の中の暖かい温度と外の冷たい温度の間にクッションしてくれるので、結露が発生しにくいのです。
防音効果もありますので、大きい通りに住んでいる方にもお勧めですよ。

シャッターや雨戸を取り付ける


外気温と室温の間にクッションとして空間を設ける原理として、シャッターや雨戸を取り付けるのも有効です。
台風や砂埃が多い季節にも役に立つアイテムです。

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